2013年05月20日

第6回 マーカーレスAR

前回までは絵などをマーカとして登録し、その上にCGを重ねる方法について紹介しました。今回はマーカを用いずにカメラ画像にCGを重ねる方法を紹介します。

まずAppStoreやGooglePlayからmetaioToolboxをダウンロードし、インストールを行ってください。下図のようなアイコンが現れますのでソフトを起動させます。
※ここではiOS版を例に解説します。

icon_toolbox.jpg



以下の画面が表示されるのでInstant Mappingを選択してください。

Toolbox_main_page.jpg

カメラの映像に画面が切り替わりますので右下のStart(またはRestart)をクリックしてください。するとiPadを横に動かすように促すアニメーションが表示されるので、これに従ってゆっくりと移動させてください。

environment1.PNG

上手くいくと画面上に赤い点と飛行機のCGが表示されます。この赤い点はカメラ画像から認識された空間の特徴点の位置を表し、これが前回まで使用していたマーカの代わりになります。
(記事のタイトルではマーカレスと言っていますが、実世界に置かれている色々な物体をマーカにするというのが正確な表現になります。)

environment2.PNG

このままカメラを動かすと点が増えていくはずです。右上の数値が100%になるか、目で見てもう十分かなと思ったら動くのを止め、Saveをクリックします。続いて下図のようにファイル名を指定しこの特徴点を保存します。

environment3.PNG

続いてiOS機器をPCと接続してiTunesを起動させます。次にiTune内のファイル共有を表示させてToolBoxを選択した後に、先ほど記録した特徴点(ファイル名.creator3dmap)を格納したファイルをデスクトップや任意のフォルダに保存します。

iTunes.png

保存が終わったら今度はmetaioCreatorを起動させてマーカの追加を行います(第3回参照)。この時、今まで選択していたImage TrackingではなくEnvironment Trackingを選択して、先ほど保存したファイルを読み込んでください。

environmentTrack.jpg

すると赤い点と写真がいくつか表示されます。赤い点は先ほど記録した特徴点の3次元分布になります。

ptam.png

次に、3Dモデルの読み込みを行います。(前回使用したモデル)
恐らくこの表示を見ただけだと実際にカメラをかざしたときにCGがどのように表示されるか想像しづらいかと思います。そこでまず編集領域内に表示されているカメラ画像をクリックしてください。(下図の場合、左下に表示されている色の薄い写真)

add2environment.png

今度はカメラから見た特徴点とCGの位置関係が表示されます。また、画面下方のNextPreviousをクリックすることで他の画像との対応も見ることができ、Backをクリックすることで3次元の表示に戻ることもできます。

sim.jpg

あとは前回紹介した要領でCGの位置やサイズを変更して、最後にデータをアップロードすればコンテンツ作成が完了します。
その後も、これまでと同様にQRコードを撮影してデータをダウンロードし、カメラをかざしてCGの表示を行います。なお、ダウンロードと表示はAndroidの機器でも利用できます。

environment_map.jpg

今回はマーカレスARコンテンツの作り方について説明しました。明確なマーカーを使用する方式と比べてコンテンツの作成が容易とはまだまだ言えませんが、頑張ればどうにか作れます。
次回はプログラミングの要素を加えることでよりリッチなコンテンツの開発を行う方法を紹介します。

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posted by yoshinaga at 14:57 | Comment(0) | 技術
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